NTFSの圧縮機能
Windows Vistaで、ファイルやディレクトリのプロパティを表示し、全般タブの詳細設定を開くと、圧縮属性または暗号化属性というところに、内容を圧縮してディスク領域を節約するという項目がある。
これにチェックを入れると、ファイルが圧縮される。
圧縮されるが、この圧縮は一般的な書庫のようにアプリケーションレベルで行われるのではなく、ファイルシステムレベルで行われているため、アプリケーションからは透過的(=圧縮されていない他のファイルと同様に)に扱うことができる。
まぁ、ファイルシステムなので、Vistaに限る話じゃなく、NTFSなら可能なのだけど。
たしか、XPでもできたはず。
ただ、XPの頃は、NTFSってあまり枯れた印象が無くて、ほんとに大丈夫かなぁって思いながら使ってたので、特殊な機能は使ってなかった。
最近になって、使おうかなぁと思ったのは、卒論の所為で、ソースコードが山のように積まれているから。
参考にするために持ってきて、globalで解析かけてhtagsでHTMLにすると、結構重いんだよね。かといって、htagsしないと追うのが面倒なんで^^; もとのソースコードも利用したいときがあるから、固めておけなくて展開したまま。
で、1GB以上もあるソースコード+解析結果に対してNTFS圧縮してみることにした。
全てのファイルに適応されるまで30分近くかかり、ようやく終了。
サイズ:1.14GB ディスク上のサイズ:906MB
圧縮前に確認するのを忘れていたので正確な数値は分からないのだけど、ファイル数が134,661もあるので、ファイルサイズの合計が1.14GB(圧縮をかけても、表記される”サイズ”は変わらない)ということは、ディスク上は1.2GB以上はあったはず。8割くらいには減ったのかな。
一般の書庫と違って、ファイルを纏めるわけじゃないから、そんなに圧縮率がよくないのは当然かなと。
透過的に扱える利便性と、パフォーマンスがそんなに低下しない(ITmediaの記事参照)ことを考えれば上々かなと。
頻繁にはアクセスしないけど、書庫に纏めてしまうと面倒なファイルには積極的に使っていこうかな。